ご挨拶Greeting
前身である能見台こどもクリニックを、1999年4月に能見台駅前に開業。
設立当初より、小児科外来と障害児の地域生活支援を二つの柱として診療を行ってきました。
2003年、障害者支援費制度の開始とともに、障害児の地域生活支援を目的とした日中短期入所施設、輝きの杜を開設。
2006年の障害者自立支援法の施行とともに、障害児日中一時預かり施設に制度変えとなりました。
輝きの杜は、一貫して障害児の地域生活支援を目指し、障害児およびその家族のサポートをしてきています。
2006年5月に能見台駅そばの新社屋に移り、クリニック、輝きの杜ともに、若干のサービス提供環境の改善を図りました。
能見台こどもクリニックの小児科外来では、こどもは具合が悪いときこそ親元で療養ができるようにをモットーに、外来での治療を積極的に行っています。
従来、紹介されすぐに入院になってしまった病態でも、こどもたちの家族と一体となり、可能な限り、外来で治療をしていくことを目指しています。
また、障害児が地域生活の中で充分な医療を受けられる医療環境の実現もあわせ目指すところです。専門外来での小児神経外来、輝きの杜との連携による診療を基に、生活に根ざした障害児医療を行おうと考えています。
輝きの杜は、能見台こどもクリニックとの連携のもと、強力な医療的基盤に根ざした障害児福祉施設です。
障害の種別に関わらず、また重症度に関わらず、援助が必要な障害児およびその家族であれば誰でも利用できる施設を目指しています。
障害児を抱えた家族の重荷を少しでも軽くし、家族が障害のある子をかわいいと思って育てる手助けができればと考えています。
今日、クリニックは能見台地域の小児科地域医療の中で一定の役割を果たすに至り、また、輝きの杜も金沢区の障害児の在宅地域生活のセンター的な役割を担いつつあります。
今後も、患者さん、利用者さんのニーズによって、自分たちの目指す方向を定めつつ、ともに歩みたいと思います。
理事長 小林拓也
経歴Career
昭和61年 横浜市立大学部卒業後、以下に研修・勤務
● 横浜市立大学医学部病院
● 神奈川県立こども医療センター
● 横浜療育医療センター
● 横浜療育園副園長
平成11年 能見台こどもクリニック開院
平成14年 理事長として医療法人 拓設立
現在
● 能見台こどもクリニック院長
● ケアハウス輝きの杜施設長
● 横浜市立能見台小学校校医、神奈川県立金沢養護学校校医を併任
● こども医療センター神経内科非常勤
● 日本小児科学会在宅医療委員会委員
● 日本小児科学会神奈川地方会在宅医療小委員会委員
学会・論文・講演会・著作等
最近の学会・論文・講演会・著作等
平成30年4月21日 | 日本小児科学会学術集会 総合シンポジウム・シンポジスト ”医療的ケア児のスムーズな在宅移行と豊かな在宅生活のために” |
平成30年4月29日 | 日本在宅医学界学術集会 拡大シンポジウム・シンポジスト ”医療的ケア児とその家族を地域で支える 〜さまざまな支援のかたち〜” 医療的ケアを要する重症心身障害児の在宅支援として、 医療機関が福祉サービスを提供する試み |
平成30年7月17日 | 小児在宅医療コーディネーター養成研修 総論:医療的ケア児の支援・コーディネーターに求められるもの 障害のある子どもの疾患の特徴と成長発達の特徴 |
平成30年8月23日 | 小児訪問看護・重症心身障害児者看護研修 重症心身障害児者の原因となる疾患、状態像、合併症について 病院・施設・在宅の3つの視点による対応や関わり |
平成30年8月2日 | 横浜市メディカルショートステイシステム実務者研修 講義:重症心身障害児を理解するために 実習:在宅ケア(医療的ケアを中心に) |
平成30年9月2日 | 日本小児科学会神奈川地方会小児在宅医療実技研修会 |
平成30年9月6日 | 小児在宅医療コーディネーター養成研修 医療機関と在宅のケアの違い |